ロモノーソフ カップ

★ロモノーソフの裏に描いてある、【さまざまな色で描かれた、点々、ペケ、チェック、などのマーク】はその陶器のペインターや製作担当者、責任者の責任を明らかにする為のサインです。 マイセンなどのブランド陶器にある【２級を見分けるスクラッチマーク】に見た目が似ていますが、決して二級ではありません。ちゃんと責任者や焼成ロットを明確にしている確かなロットの証拠です。 また、この判別マークは、社長が変わったり色々なタイミングで変化しており、近年は、商品によって【そもそも刻印なし】【金彩でチェックや点々などの伝統的なペインターサイン】【金彩で数字】などに変化しつつあります。 ★ちなみにふつうのブランド陶器メーカーがやるような【２級クラスのものの刻印に刻みを入れたりバツマークをつける習慣】はロモノーソフの数百年の歴史の中で一度たりともありません。 ★ロモノーソフの1番わかりやすい二級品のマークとしては焼成後に「2C」とハンコをおしていた時代もあるのですが…現在は押しておりません。 そして2Cを付けていた時代にも【2Cのハンコなし2級】【2級にすらならない品】【特殊技術で２級マークを削って消した品】などが非公式ルートで堂々と豪快に市場に山ほど流通していたり… もっと言いますと現在も日本アメリカのAmazonやらebayにはimperial porcelain やLomonosov の刻印を堂々と押した我々業者が見たら一目で偽物だと明白に解る品質の【偽物の中国製のナンチャッテロモノーソフ】までもが堂々と販売されていたりもします。 ★なので、本当の意味で確実に本物のロモノーソフの一級品を買うには、私のように一級を窯元から直で仕入れるか、現地のロモノーソフ直営店で一級品を買うしか、確かな一級品を買う方法はありません。 ただし、一級品でも、ロモノーソフはそもそもものすごく大雑把です！塗りむら、古傷、ペインターによる絵柄の違い、ロットによる色調の変化…日本の工芸品やノリタケ ヘレンドマイセンの職人が見たら失笑するようなおおらかさは満載です。 という訳で、やっぱり、ロモノーソフはそもそもがとても大雑把アバウト品質なのですが…ただ、私から新品のロモノーソフを買った場合はすべて【窯元直送の一級品の中でも1番丁寧に作った輸出クラス】であることだけはご安心下さいませ。