格調高い藤色は紛れもない王者の風格マイバチ用 キングウッド丸棒

【商品内容】 ・写真の丸棒1セットの価格です。 写真6と7に別個体ですが同じキングウッド材で作成したマイバチを載せております。美しい繊細な藤色は仕上げ後から徐々に深みのある褐色に変化しますので、その点もサンプルでご確認ください。 材名:キングウッド(Dalbergia cearensis) 別名:バイオレットウッド 長さ:400mm 径:20mm 重さ:127,128g 近年ほとんど見ることの無くなった、大変希少な銘木をマイバチ用の丸棒に仕上げました。私の最も好きな材の1つです。私から見ても一昔前に比べて大幅に価格が上がった印象がありますが、材の流通が減ってきたことに伴い、入手難度が極端に上がっていることが大きく影響しているのでしょう。今後も下がることはないと思われます。 キングウッドはブラジルのごく一部のみに生育する、真性ローズウッドの一種です。 同属の仲間の多くと同様、生育が非常に遅く成長に途方もない時間がかかる上、キングウッドは特に大径になりません。バチを取れる程の大きさの材を確保するのが、ローズウッドの中でも特に難しい種です。 フランスのブルボン朝の時代には、他に類を見ない深みのある紫色が王侯貴族に愛され、高級家具等に重宝された経緯から王のための木材、キングウッドの名前が付きました。 同じ紫でもパープルハートとは趣が全く異なります。また導管径がローズウッドの中では異例な程に細かいため肌目も極めて滑らかで、光を柔らかく反射する蝋質の光沢・手触りは他のどのローズとも異なるキングウッドだけの特質となります。 加工時の香りも抜群に素晴らしく、同じブラジル産の超希少銘木であるブラジリアンローズウッドやチューリップウッドと比べても、優劣付けづらいエレガントな芳香が楽しめます。前者2つに比べ甘さが控えめで、それこそ気品のある薔薇のエッセンスのような非常に心地よい香りです。 どの要素を取っても他に類を見ない、優れた個性を持つ材と言えます。 物凄く重い材ですが、意外にも加工性はかなり良いです。逆目がほぼ無く、加工で苦労することは無いでしょう。 非常に丈夫な材ですので、実機で使用して頂いて問題ありませんが、硬さと重さから精度用、頑張ってロール処理用が限度です。実用ならかなり短めを推奨致します。